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女社長 飯谷菜緒子
第2章 消えた初恋
菜緒子は翔太也を抱きしめた。

「な、菜緒子・・」

「翔也、好きだよ、あたしが愛する男は生涯でお前だけだ」

翔也もまた菜緒子を抱きしめた。
夕暮れの景色の中でふたりの唇が近づいていく。

翔也は菜緒子が生涯で愛した絶対無二な男である。この先誰に抱かれようと菜緒子はこの夕暮れのファーストキスを忘れることはなかった。

技術畑の専務を失った飯谷工業に居間側重工は社長の御曹子を役員として就職させることを持ちかけてきた。

亀井戸専務の不祥事では多大な迷惑をかけたうえに相手方女性との示談に奔走してくれたり、保釈金まで用立ててくれた居間側重工が持ちかけてきたこの話を断ることができない飯谷工業は御曹子を亀井戸専務の後任の専務として迎え入れることとなった。

居間側重工が示談を成立させてくれたり、保釈金を用立ててくれたことにより亀井戸元専務は釈放されたが、釈放後すぐに姿を消した。
どこかに逃げたとも、自ら命を断ったとも噂されたが真相は定かではない。

こうして奈緒子の初恋は消えた。
ファーストキスだけは初恋の相手とすることができたことだけが救いであった。
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