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女社長 飯谷菜緒子
第4章 初体験
「お互いに偉大な親には逆らえずに愛してもいないのに結婚しちゃう男女って超ウケるわ~、ギャグ漫画大賞でも取れそうね」と女は高笑いする。
「そ、そんな言い方・・僕は君を愛そうとしているんだ、だから・・」
「だからあたしにもあなたを愛するように努力しろとでも、またまた大爆笑なんだけど。チンコも挿入ることができなかった病気の女をまだ未練たらたらで愛してるくせに」
「やめてくれ!僕はどう言われてもいい。彼女を汚すのだけはやめてくれ!」今度は男が語気を荒げた。
男が怒鳴り怒りに肩を震わせるのを見て女は高笑いを決めこんだ。
「一生愛しい愛しい女(ひと)を想ってオナニーでもしてれば。その代わり、あたしのすることには口を出さないで。気が向けばアンタにもヤラせてあげるわよ」と女はまた高笑いをする。
男はがっくりとうなだれて女が別の男といちゃいちゃしながら歩き去っていくのを呆然と見送るしかなかった。
「それじゃあ、アイツ、あの歳で童貞なのかよ、マジウケるわ」
「きゃははは」
女は男といちゃつきながら愉快そうに笑っている。自分のことをバカにしてしゃいでいる会話は立ち尽くしている男にも聞こえていた。
「なんで、あんなチャラい男と・・」
立ち尽くして男は拳を握りしめて肩を震わせる。
「せ、先生だ・・」
菜緒子は立ち尽くしている男が景嗣だと分かって咄嗟に身を隠した。
見てはいけないシーンを見てしまった。こんなことは早く忘れて次に景嗣に会う時には何事もなかったように会おう・・いや、志乃が景嗣のことは諦めたからもう理科室で景嗣に会うこともないかと菜緒子が少しパニくりながら思考をめぐらせていると・・
「い、飯谷さん・・」と景嗣が声をかけてきた。
咄嗟に身を隠したつもりだったが見つかってしまったようだ。
「いやあっ、みっともないとこ見られちゃったね・笑い話にもならない滑稽な姿だよね、アハハ」
景嗣はおちゃらけてみせるが目からは大粒の涙が流れ落ちる。
「無理して笑わなくてもいいよ、泣きたい時には泣きたいだけ泣いた方がいい」と菜緒子が言うと景嗣はストッパーが外れたようにわんわんと泣いた。
「あれが先生の婚約者か?」と菜緒子が言うと景嗣は泣きながら頷いた。
「僕はね、僕はね・・例え親に決められた結婚だとしても彼女を愛そうとしていたんだ・・それなのに・・」
「そ、そんな言い方・・僕は君を愛そうとしているんだ、だから・・」
「だからあたしにもあなたを愛するように努力しろとでも、またまた大爆笑なんだけど。チンコも挿入ることができなかった病気の女をまだ未練たらたらで愛してるくせに」
「やめてくれ!僕はどう言われてもいい。彼女を汚すのだけはやめてくれ!」今度は男が語気を荒げた。
男が怒鳴り怒りに肩を震わせるのを見て女は高笑いを決めこんだ。
「一生愛しい愛しい女(ひと)を想ってオナニーでもしてれば。その代わり、あたしのすることには口を出さないで。気が向けばアンタにもヤラせてあげるわよ」と女はまた高笑いをする。
男はがっくりとうなだれて女が別の男といちゃいちゃしながら歩き去っていくのを呆然と見送るしかなかった。
「それじゃあ、アイツ、あの歳で童貞なのかよ、マジウケるわ」
「きゃははは」
女は男といちゃつきながら愉快そうに笑っている。自分のことをバカにしてしゃいでいる会話は立ち尽くしている男にも聞こえていた。
「なんで、あんなチャラい男と・・」
立ち尽くして男は拳を握りしめて肩を震わせる。
「せ、先生だ・・」
菜緒子は立ち尽くしている男が景嗣だと分かって咄嗟に身を隠した。
見てはいけないシーンを見てしまった。こんなことは早く忘れて次に景嗣に会う時には何事もなかったように会おう・・いや、志乃が景嗣のことは諦めたからもう理科室で景嗣に会うこともないかと菜緒子が少しパニくりながら思考をめぐらせていると・・
「い、飯谷さん・・」と景嗣が声をかけてきた。
咄嗟に身を隠したつもりだったが見つかってしまったようだ。
「いやあっ、みっともないとこ見られちゃったね・笑い話にもならない滑稽な姿だよね、アハハ」
景嗣はおちゃらけてみせるが目からは大粒の涙が流れ落ちる。
「無理して笑わなくてもいいよ、泣きたい時には泣きたいだけ泣いた方がいい」と菜緒子が言うと景嗣はストッパーが外れたようにわんわんと泣いた。
「あれが先生の婚約者か?」と菜緒子が言うと景嗣は泣きながら頷いた。
「僕はね、僕はね・・例え親に決められた結婚だとしても彼女を愛そうとしていたんだ・・それなのに・・」