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女社長 飯谷菜緒子
第5章 奇妙な結婚生活
高校一年は菜緒子にとってめまぐるしく状況が変化した。
菜緒子の計らいが功を奏して志乃は景嗣と男と女としての関係を築いた。自分も景嗣に惹かれる気持ちもあったがそれは封印して心から志乃と景嗣のことを祝福した。
志乃を裏切るようなことはできないと思っていたのだ。その代わりに志乃との恋人関係も継続した。
策略によって亀井戸や敦賀を陥れた居間側がそうであるように大企業のトップに立つような人たちは恐ろしい。
政略結婚を強いられて恋人を失った景嗣はよく分かっていると思うが、もし景嗣と志乃の関係が知られたらどんな手に出てくるか分からない。
だからくれぐれも誰にも知られないように慎重にしろと裸で抱き合いながら志乃に忠告した。すると志乃はくすくすと笑い出した。
「どうした?何が可笑しい?」と菜緒子が怪訝そうにすると志乃はまた笑った。
「景嗣さんの親のこともそうだけど、その前にわたしたちは教師と生徒よ。元から誰にも知られるわけにはいかないのよ」と志乃は笑いながら言った。
そういえばそうだな、肝心なことをすっかり忘れていたと思って菜緒子も思わず笑い出してしまった。
「もう、菜緒子ったら。でも、ありがとう。心配してくれて嬉しいよ」と志乃は菜緒子に身を任せるように寄りかかった。
「それより、先生から景嗣さんになってる」と菜緒子が冷やかすと志乃は顔を赤らめた。
「キレイになったな。好きな男に抱かれると女はキレイになるものだな」と菜緒子は志乃の体を上から下まで眺めた。
「もう、エッチなんだから。そんなに抱かれてはいないよ」
「何回ぐらい抱かれたんだ?」
「内緒よ。でも菜緒子の方がわたしをいっぱい抱いてるのは間違いないよ」
ふたりは女同士のいちゃいちゃを楽しんで裸で抱き合った。
それから間もなく景嗣はあのどうしようもない悪女と結婚をした。逆らえない運命というのはあるものだ。
結婚式の日、志乃は泣いていた。
「こうなることは分かってたことだし、愛のない結婚なんだから景嗣さんはわたしの元へ帰ってくるのも分かってる。それなのに何でわたし泣いてるんだろう」
全部分かっていても愛する男が他の女と結婚をしたという事実は志乃には残酷な現実なのだろう。
菜緒子は思いっきり志乃の唇を奪ってベットに押し倒すと強く抱きしめた。
何度も舌を絡ませると涙の味がした。
菜緒子の計らいが功を奏して志乃は景嗣と男と女としての関係を築いた。自分も景嗣に惹かれる気持ちもあったがそれは封印して心から志乃と景嗣のことを祝福した。
志乃を裏切るようなことはできないと思っていたのだ。その代わりに志乃との恋人関係も継続した。
策略によって亀井戸や敦賀を陥れた居間側がそうであるように大企業のトップに立つような人たちは恐ろしい。
政略結婚を強いられて恋人を失った景嗣はよく分かっていると思うが、もし景嗣と志乃の関係が知られたらどんな手に出てくるか分からない。
だからくれぐれも誰にも知られないように慎重にしろと裸で抱き合いながら志乃に忠告した。すると志乃はくすくすと笑い出した。
「どうした?何が可笑しい?」と菜緒子が怪訝そうにすると志乃はまた笑った。
「景嗣さんの親のこともそうだけど、その前にわたしたちは教師と生徒よ。元から誰にも知られるわけにはいかないのよ」と志乃は笑いながら言った。
そういえばそうだな、肝心なことをすっかり忘れていたと思って菜緒子も思わず笑い出してしまった。
「もう、菜緒子ったら。でも、ありがとう。心配してくれて嬉しいよ」と志乃は菜緒子に身を任せるように寄りかかった。
「それより、先生から景嗣さんになってる」と菜緒子が冷やかすと志乃は顔を赤らめた。
「キレイになったな。好きな男に抱かれると女はキレイになるものだな」と菜緒子は志乃の体を上から下まで眺めた。
「もう、エッチなんだから。そんなに抱かれてはいないよ」
「何回ぐらい抱かれたんだ?」
「内緒よ。でも菜緒子の方がわたしをいっぱい抱いてるのは間違いないよ」
ふたりは女同士のいちゃいちゃを楽しんで裸で抱き合った。
それから間もなく景嗣はあのどうしようもない悪女と結婚をした。逆らえない運命というのはあるものだ。
結婚式の日、志乃は泣いていた。
「こうなることは分かってたことだし、愛のない結婚なんだから景嗣さんはわたしの元へ帰ってくるのも分かってる。それなのに何でわたし泣いてるんだろう」
全部分かっていても愛する男が他の女と結婚をしたという事実は志乃には残酷な現実なのだろう。
菜緒子は思いっきり志乃の唇を奪ってベットに押し倒すと強く抱きしめた。
何度も舌を絡ませると涙の味がした。