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女社長 飯谷菜緒子
第6章 男しか愛せない男
翌日、真次は親友の母親に待ち伏せされた。
昨日のことでと言われたら従ってついていくしかなかった。

母親は自分の働いている店に真次を同行した。
店はまだ開店までだいぶ時間があり、看板も出ていなければ店内も真っ暗だった。

親友の母親は女手ひとつで親友を育てており、だから稼ぎのいいこのようないかがわしい店で働いたりしているのだった。

まだ中学生の真次が知るよしもなかったが、これはピンサロという店だった。

「本当に悪い子だねぇ、中学生なのにこんな店に出入りして」と母親は自分が連行したことも棚にあげて真次を責めて煙草を吸った。

「可哀想にねぇ、お前のせいであの子は・・」

母親は昨晩のことを真次に話した。散々に罵倒され、ひっぱたかれ、一晩中正座をさせられたのだという。

「お前のせいなのにウチの子だけが罰を受けるなんて理不尽だよねぇ。お前にも罰を受けてもらわないと」

母親は汚いものでも見るように不機嫌そうに煙草の煙をふうと吐いた。親や先生に昨日のことを言うと不機嫌そうに言った。

そんなことになったら真次はもう終わりだ。
真次は泣きながらそれだけは許してくださいと土下座した。

母親はヒステリックに怒り出した。

「女でも連れ込んでセックスしちゃったっていうなら、しょうがないわね~と笑い話で済ませてやったさ。子供でもデキちゃって相手の父親が怒ってるんならこの身を抱かれて許してもらったりもしたさ。でもなんで、なんでお前なんだ。男になんて。そんな男に育てた覚えはないんだよ、情けない」

母親はボロボロと涙を流しながら怒りまくった。言ってることはだいぶ間違ってはいるが、自分が大それたことをしでかしてしまったことは真次も自覚した。

「男色なんて最低な、その心を叩き直してあげるわ」

母親は真次に裸になるように命令した。真次は土下座して許しを乞うが、親友との淫らなことを親や先生に言うと脅されて逆らう術はなかった。

息子の前では喜んで裸になったのにとか、男ってのは女の前では喜び勇んで裸になるものだとか言って早く脱ぐようにせかされて真次は泣きながら全てを脱ぎ捨てて全裸になった。

親友はけっこうハンサムだから、その母親だけあってけっこうな美人だ。
こんな状況なのに何かを期待して真次のチンコはムクムクと大きくなり出している。

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