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女社長 飯谷菜緒子
第7章 唯一の夫婦性活
「もう、ママには何も言ってくれないから心配したじゃないの。やる事はちゃんと致してるんですね」
溺愛する息子が悪夢のようなセックスを経験したなど知る由もなく寿子は笑顔で真次を抱きしめる。
「ごめんなさい、ママには言ってなかったね」
「いいのよ。菜緒子さんと励みなさい。良い子を待っていますよ」
寿子は真次の頭を撫で撫でした。
いい歳をして母親のことをママと呼んだり、抱きしめられたり頭を撫でられたり、女とセックスをしたことを報告したりとかなり異常なことであるが、この母子はそんなことはまるで気づいていない。
これでいよいよ菜緒子とのセックスは避けられないものになった。そのことが真次には重くのしかかっていた。
一緒に住むようになっても真次は全く手を出してこない。そうなるのは分かっていたが、母親に子供を望まれればそうもいかないだろう。
菜緒子はいつ真次に求められてもいいように色っぽい系の寝巻を纏うようにして、生理の時はそれとなく分かるように振る舞った。
いつもは布団も別に敷いている真次が珍しく菜緒子の布団に入ってきた。いよいよ来たかと思ったが真次は震えていた。
菜緒子に覆い被さろうとするのを途中でやめて真次は土下座をした。
「すまない、僕は女の人がダメなんだ」
真次は泣いていた。謝る真次の声は涙声だった。
それは分かっていたことではあるが、菜緒子が分かっていたことを知れば余計に真次を傷つけてしまう。初めて知ったように驚いてみせながらも頭を上げてくださいと優しく真次を抱き起こした。
真次は涙ながらに自分のことを全て菜緒子に話した。女子も好きだったが、どちらかといえば男子が好きだったこと、そして中学の時のあの悪夢があって以来女性が汚ならしく思えてどうしても拒絶してしまうことを泣きながら話した。
これでもう菜緒子に嫌われて離婚されることも覚悟していた。これ以上自分を隠して夫婦としての営みもなく一緒にいるのは菜緒子に対して申し訳ないと思ったのだ。
母親には自分が不倫でもして菜緒子に見限られたとでも言うしかないと思っていた。
だが、菜緒子の反応は意外だった。
「ダメなものは無理しなくていいのよ。体の関係がないぐらいで嫌いになったりしないから。辛かったわね。そんな辛いことまで話していただいて嬉しいですよ」
そう言って菜緒子や優しく真次を抱きしめた。
溺愛する息子が悪夢のようなセックスを経験したなど知る由もなく寿子は笑顔で真次を抱きしめる。
「ごめんなさい、ママには言ってなかったね」
「いいのよ。菜緒子さんと励みなさい。良い子を待っていますよ」
寿子は真次の頭を撫で撫でした。
いい歳をして母親のことをママと呼んだり、抱きしめられたり頭を撫でられたり、女とセックスをしたことを報告したりとかなり異常なことであるが、この母子はそんなことはまるで気づいていない。
これでいよいよ菜緒子とのセックスは避けられないものになった。そのことが真次には重くのしかかっていた。
一緒に住むようになっても真次は全く手を出してこない。そうなるのは分かっていたが、母親に子供を望まれればそうもいかないだろう。
菜緒子はいつ真次に求められてもいいように色っぽい系の寝巻を纏うようにして、生理の時はそれとなく分かるように振る舞った。
いつもは布団も別に敷いている真次が珍しく菜緒子の布団に入ってきた。いよいよ来たかと思ったが真次は震えていた。
菜緒子に覆い被さろうとするのを途中でやめて真次は土下座をした。
「すまない、僕は女の人がダメなんだ」
真次は泣いていた。謝る真次の声は涙声だった。
それは分かっていたことではあるが、菜緒子が分かっていたことを知れば余計に真次を傷つけてしまう。初めて知ったように驚いてみせながらも頭を上げてくださいと優しく真次を抱き起こした。
真次は涙ながらに自分のことを全て菜緒子に話した。女子も好きだったが、どちらかといえば男子が好きだったこと、そして中学の時のあの悪夢があって以来女性が汚ならしく思えてどうしても拒絶してしまうことを泣きながら話した。
これでもう菜緒子に嫌われて離婚されることも覚悟していた。これ以上自分を隠して夫婦としての営みもなく一緒にいるのは菜緒子に対して申し訳ないと思ったのだ。
母親には自分が不倫でもして菜緒子に見限られたとでも言うしかないと思っていた。
だが、菜緒子の反応は意外だった。
「ダメなものは無理しなくていいのよ。体の関係がないぐらいで嫌いになったりしないから。辛かったわね。そんな辛いことまで話していただいて嬉しいですよ」
そう言って菜緒子や優しく真次を抱きしめた。