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女社長 飯谷菜緒子
第7章 唯一の夫婦性活
「女性がみんなあの女みたいに汚いワケじゃないことは頭では分かってるんだ。きっと菜緒子さんは美しいんだろうな。でも・・」

身を震わせて泣く真次を菜緒子は優しく抱きしめて頭を撫でてあげる。

そんな辛い過去を持つ真次が本当に不憫に思えた。頭を撫でてあげながら自分が真次を愛していることに気づいた。セックスなんてなくたって真次とは深い絆で繋がっている気がした。

真次は菜緒子のことを美しいと言ってくれたが、本当は汚いと思うと自己嫌悪になる。自分だって志乃との情事をやめられない。男に抱かれる真次のことをとやかく言う資格はない。それに一度だけとはいえ真次と婚約しながら景嗣に抱かれた・・。

「ありがとう、菜緒子さん」

菜緒子に撫でてもらってだいぶ落ち着いて真次は菜緒子と見つめ合った。そしてどちらからともなく顔を近づけ合ってキスをした。一度離れてもう一回キスをした時には舌も絡ませた。

「キスは大丈夫なのね」と菜緒子は嬉しそうに笑った。

「菜緒子さんはハンサムだから」と真次も嬉しそうに言った。

「まあ」と微笑みながらも菜緒子はちょっと複雑な気持ちになった。

志乃も時々菜緒子のことをハンサムとかカッコいいと言ってくれる。それはまあ嬉しいけど、ハンサムとかカッコいいって言い換えれば男っぽいということだ。そんなに自分は男っぽいかなと思ってしまう。

だからか、だから真次は自分を選んだんだし、男として自分のことを愛してくれているのかと真次の気持ちが何となく分かる気がする。

だけど自分は女・・男として真次に愛されるならキスまでが限界で、それ以上進んだら女になって真次に拒絶されてしまうだろう。

キスまででも充分幸せだと思う。真次が全く求めてこないから、事情は分かっているつもりでも自分は嫌われているというわだかまりもあった。

今真次が辛い過去も含めて自分のことを全部話してくれたからわだかまりは消えた。自分は真次にスゴく愛されているんだと菜緒子は実感した。

真次はカレンダーに赤丸を付けるなどして週に2~3回は菜緒子と夫婦の営みをしているように寿子に報告した。実際にはキスまでであるが・・。

最初は精の付くモノをくれたり、赤ちゃんが授かりやすくなるような薬や食べ物をくれたりして喜んでいた寿子だが、あまりに赤ちゃんがデキないので怪訝な顔をするようになった。

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