この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
女社長 飯谷菜緒子
第8章 愛人契約
ありがたくと菜緒子は返信した。
居間側はあなた様との良い関係を望んでおりますのでまずは役員一同お会いしたく思いますと少し意地悪なこともつけ加えてみた。

しばらくすると、菜緒子の優秀さは良く分かっており、実質居間側のトップだと思っていると菜緒子を称賛して、まずは菜緒子と話がしたいとの丁寧な返信が来た。

菜緒子はもう笑いが止まらなかった。さすがに菜緒子が欲しいとダイレクトに言うわけにもいかないから、返信に時間がかかったのは一言一言言葉を選んで考えた時間であろう。それだけ真剣に菜緒子を欲しがっているのだ。

ありがたくお受けさせていただきますと菜緒子は丁寧に返信した。

三葉信彦が指定してきたのは格式の高い古くから続く温泉旅館だった。一泊数十万円はかかる温泉旅館であるが費用はすべて信彦持ちだ。どうせミツバの経費にして支出しているのであろうが・・。

菜緒子は美しい着物姿で会談に臨んだ。下着を着けると安心感から艶やかさが損なわれてしまうので着物のセオリーどおり下着はなしにした。

「おおっ、これはお美しい。才色兼備な女社長殿だ」と和服姿の信彦は上機嫌で菜緒子を歓迎した。

「この度はお招きありがとうございます。とても嬉しく思います」と菜緒子は深々と頭を下げた。

頭を下げた時に胸元が僅かにチラリとしたのは計算だ。信彦は凛々しく振る舞おうとしているが目は完全に泳いで胸元に注目していた。

「まあまあ、堅い挨拶はなしじゃ。まずは一献」
と信彦と菜緒子は盃をかわした。

会食の間菜緒子は所作が色っぽく、しかもはしたなくはならないように気を配った。露骨にならないようにさりげなく信彦を持ち上げたり、好意を持っていると思わせるような言葉を忍ばせた。

酌をする時も最初は距離を取りつつ、酌の度に徐々に距離を縮めていくようにした。

信彦は会社や仕事の話題を熱く語りつつもそわそわしている様子だった。菜緒子を抱きたいことで頭がいっぱいなのだろう。

締めにデザートが出て超高級な食事は終わりを迎えた。

「とても美味しゅうございました。それに、貴重なお話をありがとうございました」と菜緒子はまた深々と頭を下げた。

「実に楽しい会談だった。貴重な時間を過ごせた。こちらこそありがとうございました。もう少し楽しく話がしたいから飲み直したいが、いかがかな?」
/103ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ