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女社長 飯谷菜緒子
第10章 志乃と景嗣
菜緒子と志乃の秘密の関係は続いていた。

志乃を激しく抱いたり、反対に志乃に攻められたりするのはとてもキモチがいい。
男にも何人か抱かれているが、それとは違った格別の良さがある。だから志乃は手離せない。

志乃と情事をする度に夫の男色を責めるワケにはいかないと思う。他の男にも抱かれている自分の方が充分に悪いことをしているという背徳心もある。

夫は今日はどんな男と情事を結んでいるのかと思いつつ菜緒子は志乃の乳首を舌で刺激して秘部をまさぐる。

志乃はカンジてはいるようだがどこか浮かない顔をしている。それどころか目には涙を浮かべている。
女は、男もそうだけど、激しくカンジると涙が出てくることがある。上も下も濡れるんだ。
だが、今の志乃の涙はそれとは違う。

「どうした?あたしとのことがイヤになったか?」

そう言う菜緒子は心配そうな顔をしている。志乃が拒むのなら別れて解放するしかない。菜緒子にとっては志乃を失うのは相当にツラいことだ。

「そうじゃないの。ごめんなさいね、あなたに抱いてもらってるというのに余計なことを考えて」

感情が抑えきれずに志乃は菜緒子の胸に顔を埋めて泣いた。自分の汗と志乃の涙が入り混じって菜緒子のおっぱいはびしょびしょに濡れた。志乃が泣きじゃくれ度におっぱいが刺激されてキモチがよくなってしまう。

「ごめんなさい。あたしったら・・」と泣きじゃくってすっきりしたように志乃が言う。

「いいんだ。あたしの方こそ泣いているお前を受け止めながらキモチよくなっていた。すまぬ」

菜緒子がそう言うのでおっぱいを見ると乳首は母乳が出そうなぐらいにピンと勃っていた。
それを見て志乃は思わず笑顔を取り戻して菜緒子の乳首を指で刺激した。

「あ、あん・・それで、どうした?何があった?」

カンジながらも菜緒子は志乃を心配する。

「実はね・・」

裸で菜緒子に抱かれながら志乃は悲しんでいる理由を話し始めた。

志乃と景嗣の関係は密かに続いていた。
景嗣は高校の時の教師だが、親も老いてきたので教師を辞めて親が経営している会社の役員になっていた。

景嗣は自分の意思とは関係なく親の経営する会社の主要取引先の娘と政略結婚を強いられた。この点は菜緒子と境遇が似ている。

その相手ね女は酷い女で景嗣には微塵の愛もなく他の男たちと遊びまくっていた。
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