この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
牝獣の哭く夜
第13章 すえたる菊



  その菊は醋《す》え、
  その菊はいたみしたたる、
  あはれあれ霜つきはじめ、
  わがぷらちなの手はしなへ、
  するどく指をとがらして、
  菊をつまむとねがふより、

 「ぷらちなの手」ならぬ「ふらちな手」の指を鋭くとがらして、皺孔に伸ばす。

「いやあああッ!」

 指が触れた瞬間、美貴は背筋を反らせた。

 尻を激しく左右に振って、指先を逃れようとする。
 しかし、フットスツールに縛られた身体は、虚しく沼田の指の暴虐を許してしまう。

 しっとりと湿った感触だった。

 指の下で、嫌がってアヌスがキュッと窄まる。
 水中のイソギンチャクが敵にあって、すばやく触手を縮めるような動きだ。

 人間の体内を貫く一筋の体腔器官の出口。
 いや、ここも美貴の美しく悩ましい身体の内側への、ひとつの入口だ。
 人差し指でぐりぐりと押してみる。

「触らないでっ……触っちゃ、いやっ……いやだったらっ」

 叫ぶたびに肛門がヒクつく。

 力を入れると指先が直腸内に潜り込みそうになる。
 けれど、美貴が必死で括約筋に力を込めているせいか、濡れてないそこは案外に抵抗があり、容易に指先の侵入を許さなかった。

/369ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ