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牝獣の哭く夜
第13章 すえたる菊
 指先の臭いを嗅いでみる。
 先ほどよりもはっきりと、生々しい臭気が感じとれた。

「諏訪さんも嗅いでみるかい?
 惚れた女の尻の臭い。百年の恋も醒めるってやつだ」

「やめてっ……もう、やめてようっ」

 気丈な美貴もとうとう泣き声を張り上げる。

(でも、俺は美貴さんのものなら、この臭いだって気にならない
 ……洗ってないお尻の穴だって、舐められるから)

 羞恥にひくひくと窄まる美人課長の排泄器官が、たまらなく愛しい。

「レディたるもの、いつアナルを嬲られてもいいように、清潔にしておかないとね。
 不潔な上司のために、部下がちゃんと綺麗にしてあげますよお」

 いきなり沼田の舌が美貴の媚肛を襲った。

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