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牝獣の哭く夜
第13章 すえたる菊
「いやああっ……き、汚い、汚いからっ」

「汚いから綺麗にしてやろうというんだ。
 感謝してほしいね」

 白い双臀が右に左によじれるのを、両手でしっかりと押さえつけ、唾液をたっぷりとのせた舌腹でよじれる秘肛の皺を味わう。
 炒った珈琲豆を思わせる淡い苦味がたまらない。
 嫌がって窄まったり引き攣ったりする括約筋の蠢きも絶品だった。

「諏訪さんも尻穴までは味わってないだろ?
 うむ、美味しいよ、美貴の肛門」

 はじめて、年下の上司の名を呼び捨てにする。
 それだけで胸の動悸が速くなった。

「ううっ……もう許して……」

 舌嬲りをやめて、沼田はきつく合わされた両腿の間に指先を潜り込ませていった。
 縦溝を探ると、すでにクリトリスは硬く充血し、肉裂はじっとりと潤んでいる。

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