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牝獣の哭く夜
第14章 愛しい屹立
「いつまで余韻に浸ってるんだよ」

 フットスツールに横たえていた美貴の頭を、沼田が髪を引っ張って持ち上げた。

「もう、許して……お願い……
 これだけ恥をかかせれば、充分でしょ」

 美貴は焦点の定まらぬ眼で年上の部下を見上げて、力なく哀願した。

「自分だけヨガって、終わりにしてもらっちゃあ困るんだよ。
 始まったばかりなんだから。
 ほら、俺のこの突っ張っちまったチ×ポの責任をどうとってくれるんだよ」

 沼田は気味悪く膨れているスラックスの盛り上がりを、美貴の鼻先に突きつけてきた。
 相変わらず、生臭い体臭がムッと鼻を刺激する。

「それに、責任をとらなきゃならないチ×ポが、もう一本あるみたいだぜ」
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