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牝獣の哭く夜
第14章 愛しい屹立
「え?」

 意味が分からず美貴が戸惑っていると、沼田がへらへら笑った。
 剥き出しの双臀をぺしぺし叩かれ、

「まあ、このままじゃあ、分からないかもな。
 ほら、こうすれば責任をとる相手が誰が、分かるだろう?」

 美貴のヒップを持ち上げて、その身体を再度、半回転させた。

「ほら、あれが沢村課長が責任をとらなきゃいけない、もう一本のチ×ポだよ」

 椅子に拘束されたままの諏訪龍彦は、ガムテープに塞がれた口から、獣のような唸り声をあげた。
 貴族的な顔を紅潮させる。

 美貴は諏訪を一瞥して、ヒッと気品ある美貌を歪めた。

「いやああッ!」

 慌てて眼をそらす。
 顔から火が出る思いがした。

 諏訪の股間の一物が赤黒く勃起して、隆々と立ち上がっていたのだ。

 拘束から逃れようと全裸の身で激しく暴れるため、天井を向いたペニスがゆらゆらと揺れる。
 それが、美貴の脳裏にくっきりと焼きついた。
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