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牝獣の哭く夜
第14章 愛しい屹立
「ううッ……うう、うわうう、おわおうッ!」

 諏訪はガムテープの奥から咆哮のような呻き声を上げて、手足を狂ったように悶えさせた。
 そんな慌てぶりを見て、沼田は面白そうに、

「やらないと、諏訪部長のこれを、スパッと切り取っちゃうよ」

「あっ、なっ、何を……
 やっ、やっ、やめなさいいっ!」

 沼田のあまりの暴挙に、美貴は悲鳴じみた声を張り上げた。
 度を失ったあまり、舌がもつれ、いつもの上司口調になった。

「課長がいつまでもそうやって駄々をこねているから、こっちも手荒な真似をしなくちゃならなくなるんだ。
 俺はやるよ。本気だぜ」

 刃先が屹立したペニスの根元に当たる。
 身動きしただけで肉を切断しそうだ。
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