この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
牝獣の哭く夜
第16章 あかされた奸計
美貴の脳は、言葉の意味を理解することを拒否した。
泣き濡れた眼が泳ぐ。
「案外、鈍い女だな。まだ気がつかないのか?」
頭の弱い子を諭すような口ぶりだ。
「もちろん、お芝居だよ。
きみみたいな気位の高い女が、嫌がりながら淫らなことをするのを愉しむためのね」
美貴の体内に埋めたままのペニスをひくつかせて笑う。
アクメの余韻で朦朧とした脳裏に、ようやく諏訪の言わんとすることが届いた。
(龍彦さんが沼田や片桐と……グル?
みんなで示し合せてわたしを辱めていた?)
刹那、美貴の心は悲鳴をあげた。
「いやあッ! そんなの、いやあああああッ!」
現実を拒否するように、悪夢を追い払うように、ぶるぶると首を振る。
美貴は胸奥から悲痛な叫びを絞り続けた。
泣き濡れた眼が泳ぐ。
「案外、鈍い女だな。まだ気がつかないのか?」
頭の弱い子を諭すような口ぶりだ。
「もちろん、お芝居だよ。
きみみたいな気位の高い女が、嫌がりながら淫らなことをするのを愉しむためのね」
美貴の体内に埋めたままのペニスをひくつかせて笑う。
アクメの余韻で朦朧とした脳裏に、ようやく諏訪の言わんとすることが届いた。
(龍彦さんが沼田や片桐と……グル?
みんなで示し合せてわたしを辱めていた?)
刹那、美貴の心は悲鳴をあげた。
「いやあッ! そんなの、いやあああああッ!」
現実を拒否するように、悪夢を追い払うように、ぶるぶると首を振る。
美貴は胸奥から悲痛な叫びを絞り続けた。