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牝獣の哭く夜
第16章 あかされた奸計
「嫌いっ……あなたなんか、嫌いですっ!」

 男の身体から離れようと、後ろ手の裸身を狂ったように暴れさせた。
 諏訪はくびれたウエストを掴んで、その動きを押さえつける。

「嫌ってくれて結構。
 きみは嫌いな男に犯されるほうが感じるみたいだからね。
 片桐のときも、ずいぶん乱れてたじゃないか」

「み、見てたんですかっ!?」

「先週、沼田と片桐にきみを襲うように命じたのも、僕さ。
 隣の部屋で、きみの醜態ぶりをビデオで見せてもらったよ。
 いやあ、想像を超えるいやらしさで、堪能したぜ」

「ひどい……
 放してっ。放してくださいっ!」

 体内深くに埋め込まれた長大な肉槍が、硬くなってくるのが感じ取れた。
 膣奥で大量に放精したばかりなのに、諏訪の欲情肉はもう回復し始めている。

「正直に白状しろ。
 わたしは淫らな変態M女です、って。
 男に犯されてオマ×コ濡らす淫乱牝奴隷です、って」

 聞くに堪えない言葉だった。
 それが貴族的な顔立ちの諏訪の口から発せられているだけに、よけいにおぞましい。

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