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牝獣の哭く夜
第16章 あかされた奸計
「俺と諏訪部長がタメ口を利いているんで、沢村課長は不思議そうだぜ。
 そろそろ、教えてやったらどうだ」

 沼田が背後に下がりながら促す。
 諏訪は美貴の脚に手を掛け、

「僕と沼田は幼馴染なんだよ」

「――なんですって?」

 美貴は双眸を大きく見開いた。

 意外だった。
 二人が同じ歳だということすら、思い浮かばなかった。

 沼田は照れ笑いを浮かべて、

「ソレムニティ・グループのエリート部長と、しがない中小設計事務所の無能なデザイナー。
 天と地ほど違う男が幼馴染なんて、誰も信じないよな」

「ほら、レストランで言った中学時代の映画好きの友人。
 あれが、沼田さ」

 諏訪は面白そうにそう言うと、美貴の両方の膝裏を抱えた。
 怒張で媚膣を貫いたまま、椅子から立ち上がる。

「いやあああっ」

 自らの重みで、雄渾な男根がズンッと奥まで突き刺さる。
 極薄の黒ナイロンに包まれた長い美脚はM字となって、諏訪の太い腕に抱えられた。

 後ろ手の上半身が倒れそうになり、諏訪に身体を預けるしかない。
 否応なく双乳を厚い胸板に押しつけてしまう。

 釣鐘型の美乳がむにゅりと悩ましくつぶれた。
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