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牝獣の哭く夜
第17章 春深く
「そろそろイキそうなんだろ。締めつけが増してきたぞ」

「ああっ……いやっ、いやあっ」

 快楽の波に翻弄さてれ揺れる美貴の脚を、諏訪は肩にかついだ。

「はああっ、はあああああっ」

 ピンと反り返ったストッキングのつま先が天井を向く。
 双乳が太腿で潰れた。

「そら、そら、そらああっ」

 諏訪の抽送が激しさを増した。
 体重をかけ、立て続けに膣奥に肉の楔を打ち込む。

「あッ、あッ、あッ……あああああッ」

 美貴はとがった顎をのけ反らせた。
 紅唇から涎れを垂れ流し、悩ましい嬌声を奏で続ける。
 シーツに栗色のウェーブヘアが乱れた。

「あっ、ああんっ、いやっ、も、もう……
 はあっ、はああっ……だめですっ、だめっ」

 沼田の肉棒も自らの手中で反り返った。

 諏訪の律動に合わせて、美貴の真っ白な尻が動く。
 それと連動させて沼田も己れをしごき上げる。
 亀頭部はカウパー液でぬるぬるだった。

(ああ、美貴さん、すごい乱れようだ)
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