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牝獣の哭く夜
第19章 白百合の臓腑
下腹部に盛り上がっていた泡をかき取っているうちに、沼田は美貴の身体の変化に気がついた。
一度は慎ましやかに閉じていたはずの肉の唇が、わずかにほころびかけて、とろりと透明な液がにじみ出ているではないか。
(アソコの毛を剃られて、感じている)
よく見ると、包皮の陰でクリトリスがほんの少し頭をもたげているようだった。
沼田は剃刀を動かす手を止めて、美貴の顔を見上げた。
相変わらず眼を閉じているものの、目元を紅潮させ、噛みしめた唇がふるふると震えている。
官能に負けそうになっている牝の貌だ。
諏訪も気がついた。美貴の肩を抱き、耳元で囁く。
「感じているのか?」
美貴は小さく首を振った。
一度は慎ましやかに閉じていたはずの肉の唇が、わずかにほころびかけて、とろりと透明な液がにじみ出ているではないか。
(アソコの毛を剃られて、感じている)
よく見ると、包皮の陰でクリトリスがほんの少し頭をもたげているようだった。
沼田は剃刀を動かす手を止めて、美貴の顔を見上げた。
相変わらず眼を閉じているものの、目元を紅潮させ、噛みしめた唇がふるふると震えている。
官能に負けそうになっている牝の貌だ。
諏訪も気がついた。美貴の肩を抱き、耳元で囁く。
「感じているのか?」
美貴は小さく首を振った。