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牝獣の哭く夜
第21章 全裸の早朝散歩
朝になって、素肌にバスローブを羽織っただけの姿で、マンションから車で連れ出された。
戸惑う美貴をよそに、諏訪の運転するレクサスはまだ薄暗い街を都心に向かった。
やっと停車した場所は、道路に沿って並ぶ樹木の列が鬱蒼とする公園前の路上だった。
それが美貴の勤める〈クリエイティブ・ビュー〉のすぐ裏の公園だということに気がついた。
あろうことか、そこでバスローブを奪われ、車から放りだされたのだ。
「ドM女のおまえのことだ。
一度はこんなことをやってみたかっただろう」
美貴は路肩にうずくまり、両腕で胸を抱いて激しく首を振る。
「こ、こんなの異常ですっ……
せめて、なにか羽織らせて……」
泣きわめいて哀願した。
下着だけでも身につけさせて欲しいと、土下座した。
だが、冷たく突き放されただけだった。
戸惑う美貴をよそに、諏訪の運転するレクサスはまだ薄暗い街を都心に向かった。
やっと停車した場所は、道路に沿って並ぶ樹木の列が鬱蒼とする公園前の路上だった。
それが美貴の勤める〈クリエイティブ・ビュー〉のすぐ裏の公園だということに気がついた。
あろうことか、そこでバスローブを奪われ、車から放りだされたのだ。
「ドM女のおまえのことだ。
一度はこんなことをやってみたかっただろう」
美貴は路肩にうずくまり、両腕で胸を抱いて激しく首を振る。
「こ、こんなの異常ですっ……
せめて、なにか羽織らせて……」
泣きわめいて哀願した。
下着だけでも身につけさせて欲しいと、土下座した。
だが、冷たく突き放されただけだった。