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牝獣の哭く夜
第23章 絶頂地獄
 ソレムニティの仕事が取れた時には、ともに喜んでくれたはずの仲間だった。
 つい半月前の祝賀会が、まるで遠い夢の中の出来事のようだ。

(ひとつの目標に向かって進む、心を寄せあった仲間だと思っていたのに……)

 美貴の身体を自由にできると誘われたら、ほいほいとやってくる。
 愛想のいい仮面の下に、どす黒い劣情や怨嗟を隠し持っていた奴らだったのだ。

 そんな最低の男たちに、よってたかって凌辱されるのだ。
 入れ替り立ち代り、劣情にたぎった肉棒を突っ込まれ、欲情のはけ口にされるのだ。

 美貴にはもう、それを耐える意地もプライドも残ってはいない。

 死ぬほどよがり狂わされるだろう。
 心でどんなに拒否しても、身体は敏感に反応し、何度も何度も絶頂を味わわされるだろう。

 そして、悦虐にのたうつ姿を、男たちは嘲笑し、揶揄し、愚弄するだろう。

(……二度と立ち直れない)
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