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牝獣の哭く夜
第24章 彼の眼差し 彼女の脚
 片桐も八木原も山崎も、会議室の椅子に座ってニヤニヤと見物する。
 猥雑な見世物に向ける視線だった。
 さすがに股間は萎えていたものの、獣欲にまかせて凌辱しまくったインテリ女のかわり果てた姿に、下劣な満足感を得ているのだ。

 すでに美貴は、彼らの悪意のこもった好奇の視線も気にならないようだ。
 双眸は薄い膜がかかったように光を失い、気品やプライドはおろか、理性の欠片もない。意地汚く快楽を求める淫乱な牝の姿があるだけだった。

「あっあっ、くううっ……」

 諏訪が女体を抱えて、悠々と上下に揺さぶると、人形のように身体が跳ねた。
 己の体重で肉棒を膣内に打ち込んでいるようなものだ。
 怒張の先端が子宮をもろに連打しているに違いない。

「あっ、ああっ……いいっ……オマ×コ、いいっ」

 膝下が、ぷらんぷらんと振り子のようにゆれる。
 両腕を白い蛇のように男の首に巻きつけ、諏訪の唇にむしゃぶりつこうとした。

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