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牝獣の哭く夜
第24章 彼の眼差し 彼女の脚
しかし、美貴の貌が精液にまみれているのを見て、諏訪は眉を顰めた。
顔をのけぞらせて、女の唇から逃れようとする。
「おい、そのきたねえ顔を近づけるな」
「ああ、龍彦さま……はあ、はああっ……」
唾液の垂れる舌を犬のように口から出して、諏訪の接吻を求めた。
(ああ、美貴さん、なんて浅ましい……)
あの才媛が、聡明で美しい女性が、人として最低限の品位すらなくして、自分を辱める男に口づけをせがんでいる。
そんな姿を見たくない。
心の底から、沼田はそう思った。
それなのに、眼は美貴の淫靡な姿に釘づけとなり、股間の肉棒にどくんどくんと不浄な血が流れ込むのを止められない。
(美貴さん。諏訪みたいな奴を、そんな眼で見ないでくれっ)
怒張の先端からとろとろと流れ出る透明の粘り液は、沼田の血の涙だった。
あらんかぎりの力をこめて、純情と劣情の念を送った。
(どんなに汚れていても、美貴さんの貌なら舐めて綺麗にしてあげられる)
顔をのけぞらせて、女の唇から逃れようとする。
「おい、そのきたねえ顔を近づけるな」
「ああ、龍彦さま……はあ、はああっ……」
唾液の垂れる舌を犬のように口から出して、諏訪の接吻を求めた。
(ああ、美貴さん、なんて浅ましい……)
あの才媛が、聡明で美しい女性が、人として最低限の品位すらなくして、自分を辱める男に口づけをせがんでいる。
そんな姿を見たくない。
心の底から、沼田はそう思った。
それなのに、眼は美貴の淫靡な姿に釘づけとなり、股間の肉棒にどくんどくんと不浄な血が流れ込むのを止められない。
(美貴さん。諏訪みたいな奴を、そんな眼で見ないでくれっ)
怒張の先端からとろとろと流れ出る透明の粘り液は、沼田の血の涙だった。
あらんかぎりの力をこめて、純情と劣情の念を送った。
(どんなに汚れていても、美貴さんの貌なら舐めて綺麗にしてあげられる)