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牝獣の哭く夜
第25章 牝獣の哭く夜
沼田のどす黒い肥満体だけは、彼らとは違っていた。
瞬きも忘れて、美貴が凌辱されるのを凝視している。
股間の貧相なものが、ありったけの伸びを示して、ふるふると震えていた。
(あんな眼で見てる)
一途な眼差しには、なんの嘘もなかった。
剥き出しの直情で、身を切るような淫情で、この身肉を欲していた。
(わたしを辱めたがっている……)
清冽な淫慾と穢らわしい憧憬。
哀切な肉慾とおぞましい恋慕。
その眼に宿る情欲の強さ、妄執の深さに、美貴の胸は狂おしく高鳴った。
瞬きも忘れて、美貴が凌辱されるのを凝視している。
股間の貧相なものが、ありったけの伸びを示して、ふるふると震えていた。
(あんな眼で見てる)
一途な眼差しには、なんの嘘もなかった。
剥き出しの直情で、身を切るような淫情で、この身肉を欲していた。
(わたしを辱めたがっている……)
清冽な淫慾と穢らわしい憧憬。
哀切な肉慾とおぞましい恋慕。
その眼に宿る情欲の強さ、妄執の深さに、美貴の胸は狂おしく高鳴った。