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牝獣の哭く夜
第25章 牝獣の哭く夜
 何度も爆ぜる剛直を千切らんばかりに、きつく食い締めて、尻が淫猥に動く。
 双乳を、むにむにとこすりつける。

「くぅおおおおっ!」

 諏訪は歯を剥き出して呻いた。
 かくかくと動いていた腰が、かくん、と抜けたように崩れる。
 そのまま、へたへたっと尻もちをついた。

 美貴は床に伸びた諏訪に馬乗りになって、休むことなく腰をひねり続ける。

「はぉん、はぉん、はぉおおおおおんッ!」

 吼えた。
 吼えても吼えても、身体の奥深くで底知れぬ愉悦が渦巻く。
 裸底のマグマが熱い溶岩となって、絶え間なく噴出してくる。

「あひぃ、あひぃ、あひいいいいいぃッ!」

 哭いた。
 哭いても哭いても、魂の深層から沸いてくる淫情に追いつかない。
 沼田の視線に炙られて、どこまでもどこまでも、はしたなく昇天してゆく。


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