この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
牝獣の哭く夜
第3章 拘束ホテル
「そんなにヒステリックになるなよ。いつもクールな女課長さまらしくもない。なんだか、おっかしいなあ。モジモジしてどうかしたのかな?」
沼田はニヤニヤ笑いながら、美貴を見下ろす。
(……この男、気がついている)
部下の眼の中に、すべてを承知して、それを楽しむ嗜虐的な悦びの色を見出す。
美貴は愕然とした。
そんなに飲んだ覚えもないのに意識を失ったのも、何かおかしかった。
「ヘンな薬を飲ませたのね」
沼田は肯定も否定もせず、小馬鹿にしたような笑いを浮かべていた。
なんとかしなければ、女性として、いや社会人として、とんでもない恥をさらす羽目になる。
しかし迫りくる尿意をかかえた身では、まともな思考ができなかった。
沼田はニヤニヤ笑いながら、美貴を見下ろす。
(……この男、気がついている)
部下の眼の中に、すべてを承知して、それを楽しむ嗜虐的な悦びの色を見出す。
美貴は愕然とした。
そんなに飲んだ覚えもないのに意識を失ったのも、何かおかしかった。
「ヘンな薬を飲ませたのね」
沼田は肯定も否定もせず、小馬鹿にしたような笑いを浮かべていた。
なんとかしなければ、女性として、いや社会人として、とんでもない恥をさらす羽目になる。
しかし迫りくる尿意をかかえた身では、まともな思考ができなかった。