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牝獣の哭く夜
第4章 脱がされて
ストッキングに鼻先をつけんばかりにして、クンクンと息を吸ってくるではないか。
「女課長さまのアソコの匂い。成熟した女の体臭に、酸っぱいような蒸れ臭がまじって……むうう。男を獣にする、いやらしい匂いですよ。チ×ポがどんどん硬くなる」
「馬鹿っ、ヘンタイッ! そんなとこ、嗅がないでっ!」
嫌悪と狼狽に声が上ずった。
終日働いた後の、洗ってもいない股間なんて、愛する男にだって嗅がれたくはない。
美貴は腰をひねって、部下の鼻先から逃れようとした。
だが、身体を動かすと、下腹部が圧迫されて、限界ぎりぎりの膀胱が悲鳴をあげる。
額に脂汗を浮かべて、執拗に鼻を鳴らされる辱めを甘受するしかなかった。
「それじゃあ、次は上の方を」
沼田は股間から顔を離し、ブラウスに手を伸ばしてきた。