この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
牝獣の哭く夜
第4章 脱がされて
沼田が黙っているのに、今にも泣きそうな顔になって、
「お願いッ……も、もう我慢できないの……」
と小さな声で口にする。
「我慢できないって、何が?」
沼田がとぼけると、美貴は眼をそらせて、
「……わかってるんでしょ?」
「さあ、そう言われてもねえ。なにせ鈍い男なんで、ちゃんと言ってくれないと分からないよ。だから、仕事でも使い物にならないんだろうけど」
ヘッヘッヘッと頭を掻きながら、卑屈に笑う。
すでに逡巡する時間もない。
顔を横に向けたまま、小さな声で言った。
「……トイレに行かせて」
「おやおや。トイレかよ」
ニヤニヤ笑いをして、沼田は美貴の顔色をうかがう。
「で、大ですか、それとも小ですか」
「お願いッ……も、もう我慢できないの……」
と小さな声で口にする。
「我慢できないって、何が?」
沼田がとぼけると、美貴は眼をそらせて、
「……わかってるんでしょ?」
「さあ、そう言われてもねえ。なにせ鈍い男なんで、ちゃんと言ってくれないと分からないよ。だから、仕事でも使い物にならないんだろうけど」
ヘッヘッヘッと頭を掻きながら、卑屈に笑う。
すでに逡巡する時間もない。
顔を横に向けたまま、小さな声で言った。
「……トイレに行かせて」
「おやおや。トイレかよ」
ニヤニヤ笑いをして、沼田は美貴の顔色をうかがう。
「で、大ですか、それとも小ですか」