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牝獣の哭く夜
第4章 脱がされて
嬉しそうに聞いてくる醜悪な男に、美貴は眦を決して、
「馬鹿なこと、聞かないでっ!」
「馬鹿なことだって? トイレに行きたいって言うから、親切に聞いてるのに、馬鹿なことだって言うなら、もう知らないぜ。このまま、一晩、放っておくぜ」
沼田の脅しに、美貴はたちまち屈した。相貌を悲痛に引き攣らせて、
「……し、小よ」
と消え入るような声を出す。
「小か。つまり、オシッコがしたいんだな?」
沼田の確認に、美貴が眼をそらして頷くと、
「ちゃんと口に出して言わないと、分からないよ」
馬鹿げた問答だとわかっていても、もうそれを云々する余裕もなくなっている。一刻も早くトイレに行きたい欲求で、美貴はやけくそで叫んだ。
「そうよっ。オシッコよ。オシッコがしたいのっ。だから、早くほどいてっ!」
「馬鹿なこと、聞かないでっ!」
「馬鹿なことだって? トイレに行きたいって言うから、親切に聞いてるのに、馬鹿なことだって言うなら、もう知らないぜ。このまま、一晩、放っておくぜ」
沼田の脅しに、美貴はたちまち屈した。相貌を悲痛に引き攣らせて、
「……し、小よ」
と消え入るような声を出す。
「小か。つまり、オシッコがしたいんだな?」
沼田の確認に、美貴が眼をそらして頷くと、
「ちゃんと口に出して言わないと、分からないよ」
馬鹿げた問答だとわかっていても、もうそれを云々する余裕もなくなっている。一刻も早くトイレに行きたい欲求で、美貴はやけくそで叫んだ。
「そうよっ。オシッコよ。オシッコがしたいのっ。だから、早くほどいてっ!」