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牝獣の哭く夜
第4章 脱がされて

 一瞬、沼田が何を言っているのか分からなかった。
 すぐにフェラチオを要求しているのだと悟る。

 カアッと顔が赤くなった。

「ふ、ふざけないでよぉ」

 言葉のきつさのわりに、声に迫力はなく、すがるような哀切さが含まれていた。

「ふざけちゃいないよ。今、沢村課長は俺の言うことを聞くって言ったばかりだろ。それなのに、ちょっと条件をだしたとたん、それじゃあ、まったく信用できないよなあ。トイレは諦めてもらおうか」

「ああっ」

 美貴は痛々しく呻いた。

「課長がその麗しいお口に俺の汚いチ×ポを咥えて、イカしてくれればいいんだよ。そしたら、すぐにトイレに行かせてやるって。イカしてくれたら、行かせてやる。ね、交換条件としてピッタリだろ」

 沼田は下卑た笑いをあげた。
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