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牝獣の哭く夜
第4章 脱がされて
 ぎゅっと眼をつぶり、歯を食いしばって耐える。

 パンパンになって破裂しそうな膀胱を圧迫されたのだ。
 全身の力で股間を締めつけないと、決壊してしまいそうだった。

「やめてっ! わかったわ。する。します。だから、手をどけて。おねがいっ!」

 もう恥も外聞もなかった。
 痛みにも似た排尿の要求で、気が狂いそうだ。

「早く決断しないから、よけい大変なことになっちゃうんだよ。リスク管理の基本だろうが」

 さすがに限界と思ったのか、沼田は美貴の腹部から手をどけた。

「沢村課長がおもらししたら大変だから、すぐに準備しますかね」

 沼田はベッドの足元に移動しながら、手順を説明する。

 最初に足枷とベッドを繋ぐロープをはずす。
 次に手枷のロープをほどいたら、両手を後ろにまわす。
 革ベルト同士を後ろでつなぐから、その間は暴れないこと。

「後ろ手に縛る前に、スカートとブラウスを脱いでもらおうかな。ついでにブラもとって、裸で悩殺してくれれば、俺なんか、あっという間に昇天しちゃうかもな」
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