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牝獣の哭く夜
第7章 彼女の靴下
 それにしても、暴虐によって変形する肉実の美しさはどうだ。

 巨乳というほど大きいわけではない。
 しかし、もともとがスリムな体型のため、充分なボリュームが感じられる。

 なにより、なだらかな曲線のもつフォルムが素晴らしい。
 淡い色合いの乳首も、誇らしげにツンと上を向いている。

 どんな形状に歪められても、柔らかな弾力を示しこそすれ、そのたおやかな美しさは、いささかもそこなわれない。
 豊かな実りが柔らかく熟した、極上の乳房だった。

 丸みをおびた丘陵が、さまざまに形を変えるさまを、沼田はうっとりと見惚れた。

 眼があった。

 眦を吊り上げて、美貌の上司はまっすぐな視線を向けてくる。
 その毅然とした美しさに、沼田はしばし陶然となった。

(ああ、美貴さん……なんて凛々しい瞳なんだろう)

 あんな恥辱を受けたのに、沼田をにらんでくる視線には、少しの怯みもない。

 だが、この美しい女性は、自分のような下品で醜い部下に、そして凌辱の依頼者に、もっともっと恥ずかしい姿をさらさなくてはならないのだ。

 それを思うと、憐憫と共に、魂が痺れるような喜悦を覚え、肉竿がますます硬くなる。

(その凛々しさ、失わないでください。美貴さんなら耐えられるはずだから)

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