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第7章 隣の席の山下くん（エロ無

何か喋ろうにも、何にも言葉が出てこなくて山下の顔を見た

「っ！なんであんたがそんな真っ赤になってんのっ！」

苺みたいに真っ赤になった山下の顔を見て思わず吹き出して笑ってしまう

「おまえっ、またそうやって笑う！」

しばらく笑う私を見て困った顔をしながら山下も笑っていた

すると、いきなり山下が私の手を繋いできた
本当にびっくりして言葉も出なくて山下の顔を凝視する


「倉岡先生の事、好き？」

頬を少し赤らめて真剣な目で見つめられる

少し、いつもと雰囲気が違う

「……わかんない……わかんないけど……好きになりかけてるかもしれない……本当にわからない。」

「そっか。」

山下の手に少し力がはいる

「俺、お前の事好きなんよ。」

「…まじか。」

まさか、そんな風に見てくれてるとは思わなかった。

「まじ。だから、俺の事も恋愛対象として見てほしい。」

いつもの柔らかい表情じゃなくて、真剣な目に男を感じて少し胸がときめく。