この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
滲む墨痕
第4章 一日千秋

 この時を、待っていた。過去の情欲に囚われたまま、渇望と罪悪感の中で溺れ苦しんできたのだ。
 なんともいえぬ感慨深さのあとに、憤然としたものが猛炎となって押し寄せる。ひりついた感情を振り払おうと、誠二郎はいっこうに衰えぬ自身をそこに突き立てた。

「あぁっ、ごめんなさい、ごめんなさい……」

 女が唐突にそんなことを口にした。
 なにを思って、誰に対して発した言葉なのか、誠二郎は考える気も起きなかった。不安定な女の戯言になど耳を傾ける余裕はない。

「俺が欲しいのか」

 念を押すように同じ問いを投げながら女の腰を引き寄せ、秘壺の口に先端をわずかに押し込む。完全に淫唇を割らないよう腰をやわく前後させれば、女は尻を震わせて狂ったように叫んだ。

「欲しいっ、欲しいの! 誠二郎!」

 そのとき、男の中にある加虐欲が頂点に達した。

/335ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ