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滲む墨痕
第2章 顔筋柳骨
華奢な身体を強引に抱きすくめ、パジャマの裾から手を入れてしっとりとなめらかな曲線を撫でまわす。「いや」と消え入りそうな声を発したその口を唇で塞ぐと、舌で口内を抉る。
「あ……ん、はぁ……」
熱い吐息とともに潤が抵抗力を手放すのを見計らい、ズボンをずらして胸の大きさのわりには豊かな尻を掴んで引き寄せた。
下着の上から押し当てられる下半身の硬さに驚いたのか、潤は小さく声をあげる。
「誠二郎さっ」
「もうこんなになっちゃった」
「どうして……」
「どうして? 潤が妙な匂いをさせているからだろ」
「そ、そんな……っ」
口答えしようとする彼女の耳元で「君のせいだ」と囁き、耳たぶを舌先でなぞる。肩を震わせた彼女の聴覚を濡れた舌で侵しながら、誠二郎は焦らすことなくショーツの中に手を忍ばせた。
柔らかな茂みの奥からは、すでにショーツを冷たく湿らせるほどの量が溢れ出ていた。
「君こそいつからこんなにしていたの」
「え……」
「なんだ、無自覚か。いやらしい」
「……っ、や、いやっ」