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滲む墨痕
第2章 顔筋柳骨
「そうか」
静かに答え、誠二郎は潤の腰をぐいと引き寄せた。張りのある丸い尻がシーツから浮くよう彼女の脚を持って開脚させ、誠二郎は膝立ちで腰を突き出すようにして上壁をぐりぐりと押し揺さぶる。
「はっ……ん、ん……」
仰向けの秘部に先走る司令塔を迎え入れる淫猥な光景を目にした潤は、恥じらうように顔を背けて枕にうずめ、歯を食いしばり抑えた喘ぎ声を漏らす。
「我慢しなくていいよ。……っ、君も、久しぶりで、興奮しているんだろ」
「……っ、う、あ……っ」
しっとりと汗ばむ白肌は桃色に染まり、艶めく黒髪は真白いシーツの上で波打つ。いやいやと首を振り快感に抗おうとする彼女を高い位置から見下ろしながら、その胎内を深々と貫く。
「あっ……あぁ!」
反射的にひらかれた彼女の口から嬌声があがった。
根元を締め上げる強烈な膣圧に呻き、誠二郎は脚に力を入れて腰を激しく揺すりつづけた。