この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
滲む墨痕
第3章 雪泥鴻爪

「先生……なにか違うと思ったら、髭を剃られたのですね」
「え、ああ、はい」
「やっぱりそのほうが素敵」
「今までが汚らしすぎましたから。子供たちに怖がられていなかったのが不思議なくらいです」
「いいえ。先生はもともと優しいお顔立ちですもの。お人柄が表われています」

 自信ありげに言い切った彼女は熱弁を続ける。

「こちらの教室はとても評判がいいんですよ。先生のところに預けてから子供の集中力が上がったとか、落ち着きが出てきたとか、ほかのお母さんたちも言っています。先生のお人柄が子供たちにいい影響を与えているんです、きっと」
「いやいや……」
「私も子供と一緒に学ばせていただきたいくらいです。でも大人の生徒は受け入れていないのでしょう?」
「ええ、まあそうですね」

 曖昧に答え、熱風のごとく押し寄せる気迫にたじろいでいると、今度はなぜか色気を増した視線を向けられた。

/335ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ