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官能書道/筆づかい
第1章 蔵鋒
「でも、涼子さんのような方が、なにもあんな店を訪れなくてもね。
いやらしい道具が欲しいだけなら、ネット通販があるでしょう。
いや、万引きを考えると、スリルを楽しむのが目的ですか。
よっぽど、ストレスがたまっていらっしゃるようですね。
婚約者の石黒さんは、構ってくれないんですか?
それとも、お二人で楽しむためのものかな」
そう言って乾いた笑い声をたてた。
心を寄せていた女をねっちりと追いつめてゆくうちに、胸が高鳴り、股間が充血をはじめる。
そんな鹿島を、涼子は眉をしかめて睨んだ。
「下劣な人は、言い方も下劣ね。で、これをどうしろと……」
「率直に言いましょう。それを公表しないかわりに、一晩、僕とつき合ってください。二人っきりで、朝まで」
いやらしい道具が欲しいだけなら、ネット通販があるでしょう。
いや、万引きを考えると、スリルを楽しむのが目的ですか。
よっぽど、ストレスがたまっていらっしゃるようですね。
婚約者の石黒さんは、構ってくれないんですか?
それとも、お二人で楽しむためのものかな」
そう言って乾いた笑い声をたてた。
心を寄せていた女をねっちりと追いつめてゆくうちに、胸が高鳴り、股間が充血をはじめる。
そんな鹿島を、涼子は眉をしかめて睨んだ。
「下劣な人は、言い方も下劣ね。で、これをどうしろと……」
「率直に言いましょう。それを公表しないかわりに、一晩、僕とつき合ってください。二人っきりで、朝まで」