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官能書道/筆づかい
第2章 優筆
 涼子の首筋から胸元にかけての白い肌が、屈辱で薄紅色に染まっている。

「見事ですね。たいした覚悟だ。
 その覚悟がどれほどのものか、試してみたくなる」

 鹿島の肉棒は、情欲の血でぱんぱんに膨れ上がって、すでに痛いほど。
 胸の鼓動にあわせて、ドクンドクンと熱く脈動する。

「涼子さんの指で、恥ずかしい割れ目を開いていただけませんか」

 吊り上がり気味の眼を大きく開いて、鹿島を見る。
 はじめて、涼子の取り澄ました美貌に動揺が走った。

 鹿島に身体を奪われることは覚悟していても、こんな行為を命じられるとは、想像もしていなかったに違いない。

 鹿島は溜飲が下がる思いだった。

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