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官能書道/筆づかい
第2章 優筆

「そ、そんなこと……」
「できませんか? できなければ、さあて、あなたの動画がどうなるかなあ?」
涼子の滑らかな頬がほんのり紅くなり、眼に力がこもる。
「見下げ果てた人ね」
吐き捨てるように言った。
その柳眉を逆立てて怒った表情に、鹿島はぞくぞくするような悦びを感じた。
「さあ、やるんですか、やらないんですか。選ぶのは涼子さんだ。僕はどちらでも構いませんよ」
にやにやと笑いながら、鹿島は顎鬚を撫でる。
もとより、涼子に拒否できないことを知ってのいたぶりだ。
「……やるわ」
聞こえるか聞こえないかの声でそう言うと、涼子はふたたび顔を横に伏せた。
「できませんか? できなければ、さあて、あなたの動画がどうなるかなあ?」
涼子の滑らかな頬がほんのり紅くなり、眼に力がこもる。
「見下げ果てた人ね」
吐き捨てるように言った。
その柳眉を逆立てて怒った表情に、鹿島はぞくぞくするような悦びを感じた。
「さあ、やるんですか、やらないんですか。選ぶのは涼子さんだ。僕はどちらでも構いませんよ」
にやにやと笑いながら、鹿島は顎鬚を撫でる。
もとより、涼子に拒否できないことを知ってのいたぶりだ。
「……やるわ」
聞こえるか聞こえないかの声でそう言うと、涼子はふたたび顔を横に伏せた。

