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秘メゴト
第3章 変わりゆく日々

グチョグチョになった下着と、達したばかりの身体が勇史の存在を強く残していた。自分を知り尽くした、勇史の指を思い出しただけで身体が熱くなってくる。


(はぁ、勇史君にいっぱいされちゃったのにまだして欲しいとか……私、どうかしちゃったのかなぁ)


ふわふわする身体を何とか保ち、何時もよりもゆっくりと歩いていると背中から強い衝撃を受けた。

堪えられなかった伊都の身体は、数歩進んだ後その場で崩れ倒れてしまった。


「きゃあっ!?伊都!ウソ、大丈夫?ごめんねーっ!」


「……っと、利美?大丈夫だよ。ぼーっとしてたからビックリしちゃった」


前方を歩いていた伊都を見つけて、挨拶代わりに背中を叩いたのだが、普通の状態じゃない伊都には衝撃が強すぎたようだ。

利美に手を借りて立ち上がると、二人笑いあい歩き出す。いつもと変わらない一日が始まるはずだった。


何かおかしいと気付いたのは、教室に入る手前だった。

廊下にいてもはっきりと解るぐらい聞こえる生徒の声。男子達が大声で騒いでいるのだ。


「何?どうかしたのかな」


「珍しいよね、ここまで騒いでるなんて」


不思議に思いながら教室のドアを開けると、教卓に集まっていた5~6人の男子が一斉にワァッ!と騒ぎ出し伊都達を見た。


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