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双子妊娠。
第1章 新しい曲は。
「うっ、く……」
曲作りのためにメンバーを自宅に集め、憂さ晴らしのセックスをして、ファミレスからのデリバリーを食べていた最中。
俺は急に気持ち悪くなって、さっき食った唐揚げとハンバーグを、流しに全部吐いた。
「弓也、どうしたんだよ?」
「気分悪いの?」
「大丈夫ですか?」
「もしかして、僕たちがやり過ぎたからじゃないよね?」
みんなが心配して寄ってきて、背中を撫でてくれる。
「食あたりじゃないみたいだな、俺たちはなんともないし」
この落ち着いてるのはドラムのレイジ。いちばん年上。短髪でときどき髭生やす、鍛えるのが趣味で腕ムキムキ。ちんぽもでかいから、入れられるとちょっと痛い。
「水、どうぞ。まだ吐きたかったら、出した方がらくですよ」
「ありがとう…」
敬語なのは、恒星。眼鏡やサングラスが似合う小顔で、えっちのときは言葉攻めしてくる。
「ひょっとしてキュウヤくん、赤ちゃんデキたんじゃないの?」
「デキるわけねーじゃん、そんなん」
このバカは悠希。優しいけど、でかい犬みたいなやつ。金髪。
色素が薄い俺のこと、水彩画みたいできれいだって言った。
「新曲作ろうとして子ども作ってたら、マジウケるね」
「うるさい」
こいつはカノン。
女装が似合う不思議ちゃんのくせに、SMプレイが好き。
茶髪に切れ長二重の俺が、きれいな顔崩して泣くのが好きなんだってさ。
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