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two roses & a lily
第4章 目覚め


牧師さまがロリータコンプレックス、幼児趣味という性癖であることを知ったのはだいぶ経ってからのことだった。

その時は言葉通り務めに卒業があるのだと思ったし、また、牧師さまに愛されなくなったと不安も感じた。

そして先輩に相談する。

「ライアン…君も、大人になったから務めを卒業したの?」

「ああ、ジョンもか…
牧師さまの卒業は絶対だからな。」

「そうか…」

務めの卒業に際し特に牧師さまとの約束はなかった。だからライアンに相談したのだ。

「物足りないんだろ?明日、就寝の準備の時間になったらトイレに来てみるといいよ。」

「何があるんだ?」

「来ればわかるよ。」

何か良からぬ事がありそうな気もしたが、務めがない不安から言われた通りにいってみた。

「んん…んん…」

「どうだ?いいんだろう?」

トイレの奥の扉がガタガタと動いていた。

「ああっ…ああっ…いくっ…」

「おい、いくなよ、交代する約束だろう?」

「っああ…ジョンを呼んでるから…」

務めを子供たち同士でしている?
そして、俺の名を呼んだのは、ライアン?


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