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two roses & a lily
第6章 出会い


「ありがとう。初めてだよ、こんな風に誰かと話すなんて…

ところで、お礼はsexでいいか?入れる方、入れられる方、どっちが好みか?」

「ジョン?」

一瞬耳を疑った…だが、ジョンは凄く真面目に話しているようだった。

「お金やプレゼントでお礼すべきなんだろうけど、生憎生活が厳しくてね。
だからsexでお礼じゃダメかな?」

「ジョン…君はいつもそんな風にしてお礼とかするわけ?」

「いや、知り合いに言ったのは初めてだ。」

「知り合い?ジョンは僕のこと友達とは思えないのか?」

「友達…簡単な言葉だけど…今までそう言った人も、言ってくれた人もいない。」

「じゃあ、今から僕がジョンの友達になる。そして、ジョンは僕の友達だ。」

「わかった。だけどこういう時どう表現したらいいかわからない。」

「握手でいいんじゃないか?」

手を差し出せばジョンも同じように伸ばしてくるが、手を取らない。
迷っているのか、まさか握手を知らないことはないだろうが、僕からジョンの手を握った。

「じゃあsexは要らないのか?」


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