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two roses & a lily
第6章 出会い
「ジョン、sexは愛する人とするものだろう?友情はあってもsexはしない。
君は誰かに強要されてsexをしてたのか?」
「いや、いい。何でもない。間違っただけだ。」
「ジョン、何か言えない悩みがあるんじゃないか?
一緒にカウンセリングに行かないか?」
ジョンの発言は突飛すぎて、友人として話を聞くのはいいが、もっと深い闇を抱えていそうで、きちんと医者にかかるべきだと感じたのだ。
「どこも病気じゃない。ジョアンナのことで取り乱すことはあるが精神は病んでいない。」
確かにジョンの言う通り精神病ではなかったのだが、
医者になるのに精神科にかかる訳にはいかないと、拒まれた。
せっかく友達になったのに、時間もあり気まずい雰囲気で部屋を出た。
「明日もまた練習しよう。」
「ああ、わかった。」
だが気まずく感じたのは僕だけのようで、ジョンは命令に答えるかのような返事をする。
マシーン…
皆が言うところの意味することがわかるような気がする。ジョンは全般的に喜怒哀楽が薄いのではないか…
何か凄く大きな問題を見つけたのに対処法が浮かばず歯痒い気持ちで帰宅した。