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two roses & a lily
第6章 出会い
「うん、そして妹さんの死へのトラウマもある。全般的に感情が乏しいし、社会生活の経験が少ないように感じる。」
「ネグレクトか特殊な環境で育ったか、何にしても…」
「素人じゃ、手に負えない。専門家にかかるべきだ…
そう言ったんだが、断られた。」
「医者として致命的よね。」
「妹さんの為に医者になりたいそうだ。」
「明日も練習があるんでしょ?そのあとうちに誘って夕飯を一緒に食べたらどう?」
「来るかなぁ。」
「もう私が三人分作ってしまっているとか言えば?」
「そうだね。」
「ん…ボブ…」
「今日はこうしているだけでいい。」
「ジョンにsexしようって言われて面食らってる?」
「うん、愛してる人とするもんだって言った手前、メアリーのこと大事にしなきゃって思ったんだ。」
「sexしないことが大事にすること?」
「そうじゃなくてさ、こうやって抱き締めて眠るだけでも、十分満たされる。」
「ふふっ、優しいボブ…愛してるわ。」
「僕もだよ、メアリー…愛してる。」
ジョン、君はどんな人生を歩んできたんだ。
やはりジョンのことを考えてしまった。