この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
two roses & a lily
第6章 出会い


「わかった。やってみるよ。」

「ジョン、昨日も言ったけど、病院にかかろう。君が抱えているものは大き過ぎる。まずは自分が健康でなきゃ、人の命は預かれないよ。」

「俺は病気じゃない。やればいいんだろ?」

「ああ、じゃあまずは一人でだ。

ジョアンナが突然発作を起こし、心肺停止、呼吸も止まってしまった。
周りには誰も何もない。
さあ、マッサージを始めて…」

ジョンが顔を歪めたまま人形に近づく。
深呼吸をして鳩尾の位置を確認しマッサージに入る。カウントを取りながら適切な処置が始まる。

だが、僕は講師に頼んで設定を変えてもらってあった。


「何でだ?強さも間隔もあってるのに、何でオッケーにならない。」

やはりジョンは焦り出す。

「人形じゃないからだよ。人は、良くなりましたオッケーなんて言わないよ。ましてや、ジョアンナは心肺停止してるんだ。喋れるわけないじゃないか。」

僕は心を鬼にして言う。

「ジョアンナ…ジョアンナ、お兄ちゃんだよ。いつも一緒にいる。大丈夫だから…俺が絶対治すから…」

やはりジョンは人形相手に感情移入して、マッサージの圧が高くなる。



/126ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ