この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
朧_ 霞む 愛しい影
第1章 この世では 叶わぬとしても。
*翔
「佑、、 放せ」
帯の端を 噛み締める弟に告げたが
首を横に振り、逆らう。
私を 見上げる双眸は
夜目にも光って映るほどに 濡れており
遂には 眦を滑り落ちた涙に
唇を寄せれば、
屈み込む動きにつられ 熱は後孔を擦り
和は 震えた
「ふ、、」
吐息を漏らす 唇の縁にも、重ねた後
「帯を 放せ、佑。
叫び声でなければ 誰にも届かぬ。
仮に それさえ耐えきれぬ気がしたなら
私の口で、、或いは
抱き竦めて 肩ででも塞いで遣ろう」
囁いて、再び 促せば
漸く 諦めた弟の、柔らかな舌までも 絡めて
次に抱けるのは 何時なのだろうかと
胸の奥は 酷く切ない
「佑、、 放せ」
帯の端を 噛み締める弟に告げたが
首を横に振り、逆らう。
私を 見上げる双眸は
夜目にも光って映るほどに 濡れており
遂には 眦を滑り落ちた涙に
唇を寄せれば、
屈み込む動きにつられ 熱は後孔を擦り
和は 震えた
「ふ、、」
吐息を漏らす 唇の縁にも、重ねた後
「帯を 放せ、佑。
叫び声でなければ 誰にも届かぬ。
仮に それさえ耐えきれぬ気がしたなら
私の口で、、或いは
抱き竦めて 肩ででも塞いで遣ろう」
囁いて、再び 促せば
漸く 諦めた弟の、柔らかな舌までも 絡めて
次に抱けるのは 何時なのだろうかと
胸の奥は 酷く切ない