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地獄
第25章 お強請り
「お強請りの理由、知りたいか、何故奴隷である奈緒子が俺にお強請りをさせてやるのか?」


 尻肉にそれを当てる。
 それとは、スタンガン。
 坂本が改造したそれは衝撃の強さがいくつかの段階になっている。奈緒子を攫った時はかなり高い。そのもう一つ上は完全に相手を殺せる。そこまで行くと押しつけた場所が、焦げて火傷になるくらいだった。
 今はレベル2、それを当てている。火傷はない。気絶はないし、まして死にはしない……はず。
 はず、とは接種時間のことで長く触れている場合はどうなるか? それは疑問符がついてくる。
 坂本は疑問符を付ける行動を、今回やった。
 そして次も、奈緒子の答次第では……。


「はい、教えて、下さい……奈緒子に、御慈悲が……ある理由を、お願いし、ます」


 息を切らせ意識朦朧としながら、奈緒子が答えた。
 すると坂本が部屋から離れて行く。すぐに戻ってくると、手には大きなペットボトルがあり、先ほどまで冷やしていた水があった。
 蓋を開け奈緒子の頭から、それをくれてやる。
 漂っていた女の意識が、地面に脚が付くようにと。


「やーん!」


 冷水に奈緒子は声を上げた。痛い刺激を顔に浴びせられ、それが床に落ち着いていく。胸も冷水が濡らし、体温を下げる。坂本がタップリ掛けてやる。その際に尻にはバスタオルを置く。
 スタンガンを当てる場所を濡らしたくない。
 そこを濡らせば、漏電で坂本もやられる。
 水を七割くらい掛けてやり、ペットボトルを近くに置く。
 

「目が醒めたか?」


 坂本が優しく言った。
 それはどこか白々しく、次の恐怖に繋がっていく。


「はい! あ、ありがとう、ございます」


 奈緒子がお礼を言った。
 本来なら叫び声を上げて喚き散らしたいのだが……その後どうなるか? そんなことはわかりきっている。だから、嘘でもお礼を言わざる得ない。


「もう一度、言います。何故お強請りをさせて戴けるんですか?」


 奈緒子がはっきりした口調で言った。
 先手を打つ。恐怖から逃れるために、覚えた女の答えだった。
 

「奈緒子、お前を知りたいからだ」


 坂本がずぶ濡れの奈緒子の頭を撫でる。
 飛沫が舞う。冷水を掛けられた髪はどこか、痛かった。
 
 

 
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