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マスク
第5章 核心
『よくやったわ。高木!あなたにしては上出来よ。
「社長の冗談にはついていけませんよ。
そう言い放つと家政婦は、フェイスマスクをゆっくりと剥ぎ取りだした。

全てが剥がされた瞬間、専務と課長は驚いた。
専務は、何だ。うちの家政婦だろ。
何を驚いている?課長。

「よ…よ…よ…ようこ?」
「な、何だって!?あれはうちの家政婦だよ。もう半年以上まえからな。
「いえ、専務。うちの家内のようこです。

『いかにも。私は九条の家内のようこと申します。九条の家内としては初めてお目にかかりますわ。専務。
そして専務の家での家政婦としては初めてのはずよね?
あ…な…た!

『なんて事だ。ようこが。ようこが。
今までの仕打ちに言葉の数々が頭をよぎる。

高木!服を持ってらっしゃい!

『は!社長!

しかし、何でようこが社長なんだ?

係長は社長に服を着せながら語り出した。
『前社長からの通達です。全ての経営権の権利を九条ようこに譲ると。
いや、言い方を変えましょうか?
高木係長は社長に向かい、『よろしいですか?言っても?
『いいわよ。高木は私の秘書だからね。

秘書だって!?専務と課長は開いた口が塞がらない。
上条ようこ様がこれからの経営権の権利全てを譲渡されこの会社を運営されることになっております。

上条…?上条ようこだって?
上条…上条…上条…。聞きたくない苗字だった。

専務と課長は顔を見合わせて、かれこれ10年以上前の学生時代の学生寮での生活を思い返して頭をよぎった。
それを全て思い出すのに、そう時間はかからなかった。

※前作品「トラウマ」を参照してください

『妹?妹か!?上条奈緒の妹なのか?お前?

『バカねぇ。今頃気づいたわけ?あんたら?顔みりゃ分かるだろ?普通。
姉とそっくりだろが?
あんたらの数々の仕打ち。今までの事。全て洗いざらいぶちまけて、マスメディアに公表するわ。

『姉さんは何処なの?
『おい!コラ!答えろ‼︎

ようこはすでに自分を見失っている。
奈緒…奈緒さんか。奈緒さんなら…。

肩を落として愕然とする専務と課長。
『今までの全てがまやかしか?ようこ。
『気安くようこって呼ぶなや。外道らが!
『あんたら男の下半身切ってゴミに出すぞ!?おんどれらが!
『いっぺん死に去らせや!消えろ!

『社長。社長。もういいでしょう。お姉さんを助けに行きましょう。
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